Windows Bridge for iOS を試してみる
iOS→Windows 10 移植ツール「Windows Bridge for iOS」のプレビュー版が出ていたので試してみました。
0. 事前準備
「Windows Bridge for iOS」を使うためには、VS2015 をインストールしておく必要があります。
導入手順は、昨日の記事を参照ください。
1. ダウンロード
より
https://github.com/Microsoft/WinObjC/releases/download/0.1-preview/winobjc.zip
をダウンロードします。
2. 解凍
3. ソリューションのオープン
winobjc\samples\HelloUI\HelloUI-WinStore10.sln
拡張子「.m」のファイル(Objective-C のソースファイル)がプロジェクトに追加されていることが確認できます。
4. ビルド&実行
[F5] キーでビルド&実行します。
UWP アプリとして実行されました。
5. シンタックスハイライトを有効化する
実は、先ほどの、拡張子「.m」のファイルについて、シンタックスハイライトが効いていませんでした。
以下のファイルが、シンタックスハイライト用の Visual Studio 拡張モジュールですが、実は、VS2013 用のモジュールである為、そのままでは、VS2015 環境では使用できません。
winobjc\bin\objc-syntax-highlighting.vsix
以下の修正を加えることにより、VS2015 でもインストール可能となります。
- objc-syntax-highlighting.vsix → objc-syntax-highlighting.zip にリネーム
- objc-syntax-highlighting.zip を解凍
- extension.vsixmanifest を修正
- 再度、objc-syntax-highlighting を zip 圧縮
- objc-syntax-highlighting.zip → objc-syntax-highlighting.vsix にリネーム
- objc-syntax-highlighting.vsix をインストール
extension.vsixmanifest
変更前
<Installation> <InstallationTarget Id="Microsoft.VisualStudio.PRO" Version="[12.0]" /> </Installation>
変更後
<Installation> <InstallationTarget Id="Microsoft.VisualStudio.Community" Version="[14.0]" /> </Installation>
objc-syntax-highlighting.vsix インストール
無事、シンタックスハイライトが行われるようになりました。
参考
Windows Bridge for iOS プレビュー版公開! - 高橋 忍のブログ - Site Home - MSDN Blogs